先日iOS8のリリースがありました。
iOSのアップデート時にはいくつかの選択があります。
内容をよく知らないまま使っていると個人情報が漏れてしまうことにもなりかねません。
自分も知らなかった事もたくさんあります。
iOS8へのアップデート前に知っておきたい事をまとめました。
1.位置情報サービスについて
おすすめの設定は
位置情報サービスをオンにする。
インストール終了後、
一般 → プライバシー → 位置情報サービス に入って
TwitterやInstagram(インスタグラム)といったネット公開系のアプリや、
カメラアプリはオフにしておきましょう。
位置情報サービスはGPSで自分の居場所が特定できるようになるため
地図アプリで自分の現在地を把握したり、
Safari(サファリ)といったインターネットを閲覧するブラウザアプリには
周辺情報の表示機能に使われたり、
距離を測定するランニングアプリなどで使われています。
便利な反面、Twitterやカメラアプリに位置情報サービスを使用してしまうと、
自宅でツイートすると自宅の場所が特定されてしまう。
そして、写真に位置情報が入ってしまうとメールを受信した人や、
Webに公開した時に撮影場所が特定されます。
2.iCloud Drive(アイクラウド ドライブ)のアップデート
おすすめの設定は
iCloud Driveのアップデートは「今はしない」を選択。
理由は設定が簡単。
アイクラウドを使っていない人、パスワードがすぐに出てこない人には
ここはスルーしても問題にはならないからです。
iCloudとiCloud Driveの違いは、
従来のiCloudは主にバックアップをメインにした機能のため、
保存する項目が決まっていました。
iCloud DriveにはPDFファイルなどの任意のファイルが保存できます。
Macユーザーを使っている方(次世代OSのOS X Yosemiteインストール前)の人は
iCloud Driveのアップデートは「今はしない」にしておきましょう。
理由はiCloud DriveがOS X Yosemiteから対応するため、iWorkが使えなくなるようです。
気になる方はこちらの記事をご覧ください。
少し矛盾しますが、iCloudは住所録やiPhoneのバックアップに
使ったほうがiPhoneが故障した時、データが復元できるためオススメです。
しかし、容量が5GBと小さいので写真データのバックアップにはあまり向きません。
設定で写真はオフにしておきましょう。
(既にiCloud上で写真を共有している人は写真データが消えるのでやめましょう!)
設定は
設定 → iCloud の中にある
写真の項目をオフにします。
話が脱線してしまいました。
もとに戻します・・・
結局のところ、iCloudもiCloud Driveも容量も少ないため、
iCloudDriveに移行して自分でファイルを保存・共有するには
不便なのでiCloudのまま移行しなくても良いと思います。
3.iCloudキーチェーンの設定
おすすめの設定の前に・・・
iCloudキーチェーンの機能説明です。
iCloudキーチェーンは一度入力したパスワードを保存して、
二度目からは入力が省略できる機能です。
他のデバイスと共有許可することで、
iPhoneとMacで片方が入力したパスワードやクレジットカード情報を共有できます。
便利な反面、先日もiCloud上に保存した写真データが流出するといった事件もあり、
クラウド上にパスワードを保存しておくことに心配を感じる人も多いでしょう。
私は便利な機能だとは思いますが、外部に重要なデータを預ける不安が残ります。
なので、
私のおすすめは
iCloudキーチェーンは「後で設定」を選択して、
iCloudキーチェーンは使用しない。です
もちろん後からでも設定できますので、不便だと感じたら設定してください。
設定 → iCloud → キーチェーン でオン・オフが切り替えできます。
4.App解析の設定
おすすめは「Appデベロッパと共有」を選択します。
どちらでも良い項目ですが、今後のアプリ改善などに役立つ機能でもあるため、
私はこちらを推奨します。