保険会社から自宅に生命保険料控除や損害保険料控除の証明書が届きだすと
今年も年末調整の時期が近づいてきたなぁと実感します。
年末調整は給与事務をあずかる担当者にとっては一大イベントです。
前年との変更点は国税庁の資料、
「平成26年 所得税の改正のあらまし」を参考にしてください。
何事もなく無事に終わるといいのですが、
平成26年度 給与所得者の保険料控除申告書 兼 給与所得者の配偶者特別控除申告書(国税庁PDF)
については、
提出期限前に保険料控除の申告書が見つからなくて保険会社に再発行依頼中のため提出が遅れたり、
配偶者のボーナスが確定しないので締め切りギリギリに提出されるケースなどがよくあるトラブルでしょうか?
早く確認作業を終わらせて入力を進めたいのが担当者の本音だと思いますが、
給与計算の締め切りが早い会社は困ってしまいます。
年末調整に間に合わない場合は、
個人で確定申告をしてもらうしか方法はありません。
早めに通知を出して、間に合わないと自分で手続きすることになる旨を伝えましょう。
記入の仕方が分からないという質問が多く、
その時期は質問攻めにあって困るという方には国税庁から記載例も配布されていますので
国税庁のサイトから必要な情報を確認しておくと良いでしょう。
さて、平成26年の年末調整についてですが、
所得税の改正はいくつもありますが、
今年度の給与所得者の年末調整では大きな変更は見当たりません。
住宅特定改修特別税額控除の制度が変更になったことくらいでしょうか?
住宅特定改修特別税額控除は、初年度は確定申告するため、計算方法が変わっても、平成26年の年末調整は不要なので特に影響は無いですね。
何事も準備が大事。
用紙の準備、チェックリストの準備、確認・入力のスケジュール調整など抜かりなく行いましょう。