雑誌で紹介されていたので手にとって読み始めました。
「嫌われる勇気」という本です。
テーブルの上にこの本を置いておいたら
我が家の妻から
「大丈夫?」
「何かあったの?」
と心配されました。
特に心配されるようなことはないのですが、
仕事の中で、新しいことをしようと思うと誰かから批判を受けたりするものです。
嫌われながらも仕事を進めるためには?
というヒントを探して本書を読み始めました。
本書の構成は、哲人と青年の対話形式で話が進む本です。
最初は読みにくさを感じながらも、
110ページ頃からはその対話の中に自分も入って話を盗み聞きしているような
感覚で読み進めることができるようになりました。
本書の中ではアドラー心理学という言葉が何度も出てきます。
トラウマを否定せよ
全ての悩みは「対人関係の悩み」である
といったアドラー心理学のエッセンスを散りばめて構成されています。
さて、アドラー心理学とは?
まず、アドラーはフロイト・ユングと並ぶ心理学の三大巨頭と称される
アルフレッド・アドラーの思想のことです。
アドラーの思想(アドラー心理学)とは、
本文の序章より引用すると以下のとおりです。
「どうすればひとは幸せに生きることができますか?」
という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な”答え”を提示します。
読んでいるうちに本書の青年の目線から徐々に哲人の目線に
自分が変化していく感じで、本書の内容を理解してきたのかな?
と感じることもできます。
さて、本書半ばまで読んだところではありますが、
悩みの多い方、心理学に興味がある方、
自分は他の人とは違うと孤独を感じている方など、
幸せに生きるヒントが隠されている気がする本です。
ちょっと週末は背伸びして
心理学や哲学のお勉強をしてみませんか?