読書

見える化 ~強い企業をつくる「見える」仕組み~ 著:遠藤功

「見える化」というシンプルなタイトルで

著者は遠藤功さんです。

2005年発行の本ですが、

書かれている例については

トヨタのカンバン方式など、

知っているものが挙げられているので

理解しやすくスイスイ読めました。

例ではない部分に本書のエッセンスが

紹介されていて、その後に自分の知っている例が

挙げられるというパターンで

理解しやすい本でした。

見える化の重要性と例を挙げることが本書の役割で、

あとは自分の環境に当てはめて考える

というような読み方をするのに向いていると感じました。

見える化の真髄はこうだ!

というものではなく、

導入の手助けとなる入門書的な本です。

さて、本書では「見える化」を

分かりやすく、シンプルな方法で

悪い情報や、後ろ向きの情報を

「ここまで出していいの?」と思うくらい

関与する人全員が見えるようにする

ということについて書かれています。

中でも担当者レベルの見える化ではダメで、

関与する人全員が見えるようにすることで

3つの「無」、

すなわち無知、無関心、無視を改善し、

現場意識を高めることが重要

といった内容の事が書かれていました。

これについては自分にも響いて、

もっと見える化する必要があると感じました。

製造業では特に見える化を重視する傾向があると思いますが

サービス業、卸売業など、全ての業種で

見える化は重要だと気付かされます。

仕事の改善を考える上で、

一読しておきたい一冊です。




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