Excel(エクセル)で条件通りのセルの数を計算するのが
COUNT関数(カウント関数)です。
例えば、データが入力されているセルの数を数えたり、
年齢が20才以上の人数を数えるなどといったことも可能です。
COUNT関数は、種類が多いのでどんな関数なのか説明します。
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1.COUNT関数
基本式:=COUNT(範囲)
例:=COUNT(A1:A10)
COUNT関数の基本です。
範囲内から数値データが入力されているセルを数えます。
全部で何人のデータが入力されているか?といった事を調べるのに使います。
2.COUNTA関数
基本式:=COUNTA(範囲)
例:=COUNTA(A1:A10)
COUNT関数では数字データが入力されているセルを数えますが、
COUNTA関数ではセルに数字以外の文字など、
何か入力があればデータ有りとして1つカウントします。
文字や数字が混在する範囲内の件数を数える時に使います。
3.COUNTBLANK関数
基本式:=COUNTBLANK(範囲)
例:=COUNTLANK(A1:A10)
範囲内の空白セルの数を数えます。
未入力のセルを探す時などに利用します。
4.COUNTIF関数
基本式:=COUNTIF(範囲,条件)
例:=COUNTIF(A1:A10,>=20)
範囲内の条件に一致するセルの数を数えます。
例えばリスト内の年齢が20才以上は何人か表示したい場合は
上記の例のような入力をします。
以上、以下の指定は「=」(イコール)を入れるのを忘れずに。
20以上は>=20、20以下は<=20となります。
20未満、20を超えるは、<20(20未満)と>20(20を超える)
該当する文字が入力されたセルを探したい場合は、
"(ダブルコーテション)で条件を囲み、
その中に条件を入力します。
例えば、「木」を含むセルを数えたい場合は
"*木*"と入力します。
*(アスタリスク)が付いていると「何でも」という意味になり、
「木」という文字があれば何でも数えます。
5.COUNTIFS関数
基本式:=COUNTIFS(範囲1,条件1,範囲2,条件2)
例:=COUNTIFS(A1:A10,>=20,A1:A10,>=20)
COUNTIFの条件を複数指定したい場合に使います。
使い方はCOUNTIFと同様です。