林 總(あつむ)さんの本です。
この50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?は
シリーズの2作目という事ですが、
2作めの本書を先に読んでしまいました。
この本を読んで最初に感じたことは、
10年前に出会っていれば人生が変わったかも知れない。
という思いでした。
そのくらい経理担当者にとっての必読書だと感じました。
あと、会社の数字をみて判断する役員レベルの方にとっても
本書は分かりやすい表現を使いながら説明しているため
おすすめの一冊です。
簿記や会計の知識をある程度知っていても、
現場で役立つ知識がなかなか身につきません。
本書では管理会計を実際の経営に役立てるには
どうすばよいかという事をストーリー仕立てにして
分かりやすく説明しています。
経理担当者や、管理職の方が決算数字を見て
状況を把握するとき、またはコメントを求められた時、
社長を始めとする経営者に数字の読み方を
間違えのないように伝えることは重要な仕事です。
ここで間違った伝え方をすると、
会社を悪い方へ導く事になってしまいます。
実際、私が読み方を間違えていたところにも
気づくことができました。
納得して理解したことなので
一生ものの実力として
今後の仕事に役立てることができそうです。
早く会社の数字をもう一度見なおしてみて
何をどのように改善したら良いのか?
考えてみたいとワクワクしながら読み終えました。
分かりやすい図も要所要所にあるため、
私は読み進めながらメモを常にしていました。
とても勉強になる本でした。