林 總さんの著書です。
一度は聞いたことのあるタイトルだと思います。
林 總さんの本は、分かりやすい表現で
簿記や会計の知識がない人でも理解できるので
財務・会計の知識の入門書として
私がおすすめする著者のひとりです。
本書では、アパレルメーカー「ハンナ」を経営していた
父が急逝したため、新社長となった由紀が
経営の岐路に立っては
安曇という大学院で会計を教える
会計のプロフェッショナルにアドバイスを求め、
次々に課題をクリアしていくというストーリー仕立てになっています。
ストーリーだけでも面白いですが、
経理・簿記の知識がある人ならば、
さらっと読めてしまう本です。
ちなみに私のような簿記をかじったことのある
事務屋にとっては
知っている言葉はあるものの、
その活かし方が分かっているようで活用できていない。
というのが実態です。
そしてこの本を読んで気付かされたのが、
自分の誤った分析と、
偏った視点です。
やはりその道のプロが分かりやすく
説明してくれると、理解が進みます。
財務・会計・経営といった知識が
最短で即戦力になる本と言っても良いと思います。