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緊張して声が小さくなる時の対策

毎朝の朝礼や、

結婚式のスピーチ、

役員を前にしたプレゼンなど、

人前で喋る事が苦手な人は多いと思います。

 

私もご多分にもれず、

人前で喋るときは緊張します。

 

では緊張を緩めるにはどうすればいいのか?

これは今、私の中では経験を積む、

場数を踏む、

という事しか無いと思います。

 

朝礼などの小さな練習の場を

何度も経験するうちに人数に対して緊張するという事は

徐々に緩和されてきます。

10人くらいの朝礼ならば15人位までは

緊張せずに話せるようになってきます。

 

しかし、場面が変わると別問題です。

緊張の種類が違うのです。

不特定多数の人数に対する緊張から

例えば役員、取引先、お客様など、

利害関係が発生するような人や

自分に直接評価を下せる人、

俗にいう「偉い人」の前の緊張は別のものです。

相手が例え、一人でも緊張します。

 

この場の切り抜け方は、5つ

「深呼吸」「大きな声」

「要点を把握」

「相手の目を見て話す」

「身振り手振りを使う」

「いつもと同じ」

「失敗してもいい」というものです。

以下に詳しく説明しましょう。

 

1.深呼吸

深呼吸は皆が知っているけど

緊張した場面では忘れがちです。

緊張すると心臓の鼓動が速くなり、

息も速くなります。

そして息が速いということは

息が浅い、酸素が十分に行き渡っていない

という状況なのです。

そこでゆっくり深呼吸することで

酸素を体内に十分循環させて、

緊張という軽いパニック状態から抜け出せるようにします。

 

2.大きな声

大きな声で喋ることで

吃音や言葉のアマガミ、

小さな声で相手が聞こえない

ということを防ぎます。

そして、自分の言葉が大きな声を出すことで

喋りやすくなります。

緊張すると声がこもりがちになるので

お腹に両手を当てて、

お腹に力を入れて喋り出すことで、

そのあとの話のテンポがよくなります。

 

3.要点を把握

これは事前準備です。

相手に何を伝えたいか?

コレを明確にしていないと

ダラダラ棒読みの原稿を読むような

事になってしまいます。

これでは折角のチャンスを逃してしまうと同時に

相手も聞いているのが苦痛です。

これだけは伝えたいというポイントを

小さなメモに書いて持っていて、

いざという時に出せる「お守り」のようなイメージで

用意しておいてもいいかもしれません。

安心感につながります。

メモを見ずに喋れたら自分が成長している証拠。

メモを見てもあなたの負けではありません。

準備ができていたから要点は伝わったはず。

時間制限等がある場合は、

要点の絞込をしておいて、

最低3つは伝えたいというようなものをイメージしておきましょう。

 

4.相手の目を見て話す

緊張すると人の目を見たり、

顔を見たりすると余計に緊張が増します。

しかし、相手の目を見ないと話が伝わらないのです。

逆に目を見て話すことができれば

内容がどうあれ、相手の印象には残るものです。

 

ではどのように相手の目を見るのか?

ジーっと覗きこむのは当然ながらNG。

30秒から1分に1回は、相手の顔を見るようにしましょう。

複数いる場合は右端→中央→左端と、

3点にいる誰かの顔を見ましょう。

それを30秒から1分に一度顔を見て、次に移動。

それを繰り返します。

慣れてきたら目を見ます。

あまりしっかり見ると嫌がる人もいます。

近くにいるような場合は目から半径15センチ程の円を

見るような感覚で話をしましょう。

 

5.身振り手振りを使う

体を動かすことで緊張を緩和するのが目的ですが、

体全体を使うような話し方ができれば、

あなたの熱意が相手に伝わります。

恥ずかしいと思う人は無理する必要はありませんが、

壇上で歩いてみたりすると

少し緊張がゆるみます。

 

6.いつもと同じ

緊張するからといって

いつもと違う服を着て、

いつもと違う食事をして、

いつもと違う道を通って・・・

という事をすると失敗する可能性が増えます。

慣れない服で襟が擦れて痛くて集中できなかった。

慣れないものを食べてお腹を壊した。

いつもと違う道を通ったら工事中で遅刻した・・・

などなど、

緊張する時こそいつもと同じものを使って、

いつもと同じリズムで生活することが重要です。

 

7.失敗してもいい

最後はこれに尽きます。

失敗してもいいんです。

 

自分が失敗と思わないようにするのも

考え方の一つです。

 

失敗したとしても

今回は練習、次回のためのステップと考えたり、

今回失敗したからコレ以上の失敗は

二度と無いだろうな。という変な自信が出てきます。

 

結婚式のスピーチのような一度きりのものでも

失敗も含めて思い出の一つとして語り継がれます。

あと、自分の失敗を後輩などに話すことで

先輩もそうやって今のようになったのか!

という自信や成長につながります。

 

何でも経験です。

準備をしっかりしていつもどおりやってみましょう。




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