以前にもストレスチェックが義務化されるということで
セルフケアの重要性を従業員に説明することが
重要だという事を説明しました。
ここではセルフケアについて
さらに詳しく説明したいと思います。
ストレスにおけるセルフケアとは、
① 自分の状況に気付き、
② ストレスとの付き合い方を知る
③ ケア体制について知る
これがポイントです。
さらに掘り下げて説明します。
① 自分の状況に気づく
- ひどく疲れた
- へとへとだ
- だるい
- 気がはりつめている
- 不安だ
- 落ち着かない
- ゆううつだ
- 何をするのも面倒だ
- 気分が晴れない
ここ1ヶ月を振り返って、上記のような事はありましたか?
ストレスを感じると上記のような症状が出ます。
ストレスは多かれ少なかれ、誰にでもあるものです。
そしてストレスはほとんどゼロになることはありません。
うつ病などの重症になるケースでは
仕事・学校のストレス(いじめ、オーバーワーク、時間外労働)
家庭環境のストレス(離婚、喧嘩)
個人的なストレス(コンプレックスや経済的な問題など)
が複合的に重なると発症しやすくなります。
上記の症状があるからといって不安にならず、
実は誰にでもある症状なので、過剰な心配はやめましょう。
ただし、ストレスは心の疲れのようなものです。
放っておかずに、あなたなりの上手に付き合う方法を
見つけ出しましょう。
② ストレスとの付き合い方を知る
ストレスとの付き合い方は人それぞれです。
一般的には深呼吸で落ち着かせるという呼吸法や、
あとはウォーキングやストレッチといった適度な運動、
十分な睡眠です。
一番は自分の好きなことをする事ですね。
ストレスが大きくなるに連れて、
自分の好きだった趣味にも興味が無くなってきます。
私も似た症状になったことがあります。
その当時は残業続きで
上司との人間関係も上手く行っていない状態でした。
今までの趣味も面倒になり、
人混みに出かけると、いつもより疲労を感じるため、
朝、買い物に出かけた時は
昼過ぎに帰ってきて疲れて寝ていました。
ストレスの状態によっては無理にストレス解消のアクションを
やろうとすると逆効果になりますので、
チョットやってみようかな?と思った時に
少しだけやってみることを繰り返すことをオススメします。
私の場合は、早朝サイクリングや家庭菜園などで
ストレスを解消しました。
涼しく、人の少ない朝のサイクリングは気持ちのよいものです。
家庭菜園などで、土いじりをすることは意外と気持ちが落ち着きました。
③ ケア体制について知る
自分が強いストレスを受けていて
ケアが必要だという人は多いと思います。
そして反対に、最近あの人元気が無くて心配・・・
というその当事者ではない周囲の人ができるケアがあります。
まずは簡単な声掛けをしましょう。
「元気ないけど何かあったの?」
「朝ご飯食べた?」など、
自分で気づいたことを軽く聞いてみましょう。
本人から特に相談や悩みの話がなくても、
これがケアになります。
しかし、しつこく聞いたり、自分の話ばかりしていると
逆効果になりますので気をつけましょう。
会社の場合は、相談窓口を設けるたり、
うつ病などの精神疾患になった場合も
職場復帰できる体制を整える事なども
ケアにつながります。
<まとめ>
セルフケアは自分の今できることを無理せずにやる、
そして周囲のケアは一言の声掛けから始める。