2015年8月15日は終戦記念日です。
今年は戦後70年という節目の日で
テレビなどの特番が多く予定されています。
そんな中、
大竹まことゴールデンラジオ
「大竹紳士交遊録」
というPodcast(ポッドキャスト)番組の中で
深澤真紀さんが紹介していた
大日本帝国の興亡という本に興味を持ったので紹介します。
「大日本帝国の興亡」は
ピューリッツァー賞を受賞。
立花隆さんの「ぼくらの頭脳の鍛え方」でも
戦争の流れを知るのには一番の本だと紹介されています。
著者はジョン・トーランド。
日本で発売されている戦争の本としては珍しく
アメリカ人から見た太平洋戦争について書かれています。
奥さんが日本人だということで
かなり踏み込んだ取材ができたようです。
当時の通訳の精度が悪かったため
重要な場面での行き違いもあったようです。
なぜあのような戦争になってしまったのか?
途中で止めることは出来なかったのか?
どんなことでもいいので
テーマを決めて読んでみると
更に深い情報が得られると思います。
精力的に取材された本書は
一度は本になったのですが、
絶版となっていました。
戦後70年ということなのか、
2015年6月にハヤカワ・ノンフィクション文庫から
復刊しました。
本書は1巻から5巻までの五冊というボリュームですが
この戦後70年という節目となる年に
読んでおいて損はないと感じる本です。
夏休みの読書感想文などにも
良いのではないでしょうか?