以前作ったエクセルの金種表を
今度は、自分で金種表を作りたい!
というエクセルにある程度詳しい中級者向けに
金種表の関数について説明たいと思います。
「よく分からない」
「自分で作るのは面倒」という方は
こちらのページからダウンロードしてご活用ください。
本題の、金種表に使われる関数の紹介です。
使用する関数は2つ。
INT関数とMOD関数です。
1.INT関数
INT関数は切り捨て計算をする関数です。
使い方は、INT(金額セル/10,000)という式を入れると
金額の入力されたセルが123,456円の場合、
12.3456となり、切り捨て処理されると12になります。
この計算で一万円札の数が計算出来ます。
2.MOD関数
MOD関数は割り算をして余った値を求める関数です。
使い方は、MOD(金額セル/5)という式を入れると
金額の入力されたセルが123,456円の場合、
24,691と余り1となり、余りの「1」が表示されます。
この計算で1円玉の数が計算出来ます。
3.1万円と1円以外の金種計算方法
さて、ここまで読んでいただいた方は
「100円玉の計算はどうやるのか?」
という疑問が出てくると思います。
これが金種計算のキモです。
ヒントはINT関数とMOD関数の組み合わせです。
分かりましたか?
これも惜しみなく説明します。
計算式はこうです。
INT(MOD(金額セル,500)/100)
金額セルを一つ上の貨幣単位である500円で割ります。
すると123,456円の場合、456円となります。
ここまでの計算でINT(456/100)なったので
そのあと、INT関数で求めたい単位の金種を入力します。
ここでは100円なので100を入力します。
これで100の割り算で切り捨てられて
100円玉が4枚という値が求められるという言うわけです。
他の金種についても同様に求められます。
ぜひ試してみてください。