「アイデアのつくり方」(著:ジェームス・W・ヤング)という本があります。
タイトルからズバリの内容ですが、
手のひらサイズの本に本文が62ページ、
あとがきを入れても100ページというコンパクトな本です。
広告や、普段の仕事でも新しい企画を求められるような
仕事の方におすすめです。
シカゴの広告代理店の役員でもあった
著者は、アイディアを生むためには
何かの公式のようなものがあるのでは?
といったところを原点に本書の構成をしています。
私自信もアイディア・妙案と呼ばれるものは天から降ってくる
ようなイメージでいましたが、
本書を読んでイメージが変わりました。
何かをすることで良い案が浮かぶ、
それに必要な準備があり、
5つのステップを実行することで
より実用的で良い案が出る可能性がアップする。
といった感じです。
例えば、資料集めにも広告の場合は
2種類の資料が必要となります。
一つは一般資料、
そしてもう一つは特殊資料。
この資料集めがおろそかになっていると
著者は警告をしています。
なお、一般資料・特殊資料については
ネタバレになってしまうため、本書をお読みください。
本書の内容はどこかで読んだことがあると思っていましたが、
日本人の作家でも資料集めの大切さを説いた本がありました。
こちらも合わせて一読するとより一層、
資料集めの大切さ、思考が熟成されるにはどうすれば良いか
といったことがより理解できるようなると思います。
説明がイマイチだと感じた方でも、
コンパクトにまとめられた本なので
一読してみてください。