平成28年の年末調整では
いくつか変更点がありますので紹介します。
1.通勤手当の非課税限度額の引き上げ
平成28年4月1日より
通勤手当の非課税限度額が
10万円から15万円に
引き上げとなっております。
2.海外に住む親族の扶養控除適用
今回から国外に住所を有する
配偶者および扶養親族に対しても
扶養控除が受けられるようになりました。
3.年末調整関連書類にマイナンバーの記載省略
平成28年4月1日提出分から
給与所得者の保険料控除申告書
給与所得者の配偶者特別控除申告書
給与所得者の(特定増改築等)住宅借入金等特別控除申告書
以上の書類に関してはマイナンバーの
記載が省略できることになりました。
担当者はホッと一息ですね。
4.復興特別所得税の計算
年末調整で所得税が確定した後(住宅ローン控除後)、
算出された年税額に102.1%を掛けます。
これが今年の最終的な年税額になります。
2.1%は復興特別所得税として上乗せ計算される
ということになります。
あと、来年度(平成29年)からの変更が
国税庁で案内がありますのでこちらをご確認ください。
具体的には、
・マイナンバー記載書類が増える(退職所得関係など)
・源泉徴収税額表の改正
です。
詳しくは国税庁に年末調整の手引がありますので
こちらからご確認をお願いします。