海外の企業と取引するときに
支払い条件の項目にEOMと記載されていた場合、
EOMって何?という疑問が湧いたので説明します。
EOMは貿易用語のようです。
EOMとはEnd Of Month、
つまり月末という意味です。
例えば支払い条件の項目に60EOMと記載があれば
日本の商習慣で解釈すると
月末締めの翌々月末支払いという意味です。
海外では翌月、翌々月という表現は
30 days 、60 days といった記載になります。
なので支払い条件に
Payment(支払条件)
Net 30 days after the end of the delivery month.
と記載されていれば
月末締めの翌月末支払いということになります。
私の少ない経験では、
海外との取引は支払いが2か月、3か月先になる事が多いです。
日本の支払いは、とてもいいことを実感します。
他にも支払条件に登場する単語には、
Netも良く出てくる単語です。
30 Netならば30日後という意味です。
前払いでの取引をしたい場合は
PIA(Payment in advance)が前払いという意味で使われます。
当然支払い条件は、支払う方には
できるだけ先延ばしにした方が有利です。
仕入れより入金が先になれば資金繰りの心配も無くなります。
先方との関係もあるかも知れませんが、
支払う方は、より長く、
貰う方は、より短くを意識して交渉に臨みたいものです。
ネット上にも情報はあふれていますが、
本を読むことでより深く、そして周辺知識も増えます。
特に初めての人ほど
分からない部分だけに目を取られて、
契約書自体の問題点に気づかない
なんてことがあるかと思います。
慣れないこと、分からないことは
知っている人に聞いたり、
書籍など信頼できるソースから情報を入手するのが
ベストだと思います。