60万円以下の金額で、
代金支払が滞っているという相手に対して
一回の審理で解決させる簡易的な手続きが
できる制度が少額訴訟です。
詳しくは裁判所のホームページを参照してください。
相手方が異議申し立てをしなければ
強制執行もできるというものです。
やっても効果が無いという書き込みが多いですが、
やり方次第では泣き寝入りすることなく
無事回収できる方法でもあります。
素人がやるには数回の経験が必要ですが、
ポイントは
少額訴訟を起こす前の準備に尽きます。
少額訴訟は一回の審理で裁判所の判決が出ますので
まず、事実関係の証拠となる書類を
訴訟の資料として添付できる準備をしておくこと。
「請求書を何度も送ったが支払わられない。」
だけではなく、
コストはかかりますが、
内容証明郵便を使うなど、
第三者が証明してくれる書類があると効果的です。
あと、少額訴訟でこちら側の言い分が認められた時、
「強制執行」という強い武器が手に入ります。
しかし、事前に相手の給与を差し押さえる場合なら勤務先、
金融機関口座を直接差し押さえる場合には
相手の金融機関（支店まで）を
把握しておく必要があります。
そうしないと空振りに終わってしまうのです。
その点に注意しながら
少額訴訟を利用すると
回収の可能性が高くなります。
弁護士に依頼するほどの事ではないけれど
自分たちでできる対応として
いざという時に使ってみてはどうでしょうか？
裁判所には白紙のフォームがあるのですが、
なぜか古い用紙のPDFスキャンでした。
私も↓こんな感じで作ってみました。
良かった使ってみてください。
こちらから無料の書式がダウンロードができます。
入力するのに便利な黄色の入力欄を作ってあります。
印刷時には色が反映されないように
簡易印刷にしています。
カラーにしたい方は「簡易印刷」のチェックを外してください。