エクセルの住所録や名簿を作成するとき、
読みにくい文字が多いため
フリガナを入力する列があります。
商品マスタや、社員マスタ、顧客マスタなどに
登録する商品名や人名を登録する際、
半角カナの読み仮名が無いと取り込めない
なんてものもあったりするので
一括変換したい場合などにも需要がありそうです。
エクセルでは、読み仮名を自動で作成する
関数があります。
上記の場面などできっと役立つかと思いますので
紹介したいと思います。
やり方は
PHONETIC関数で入力したときの
文字を全角カナで表示させ、
ASC関数で半角カナに変換します。
すると、以下のようになります。
どうでしょうか?
この例では関数を別々に入力していますが
=ASC(PHONETIC(B3))というように
式にまとめても良いです。
こうすれば一回で半角カナに変換されて
データ容量の削減にもなります。
ただし、ここで注意があります。
入力するときに間違った読みで入力した場合、
表示されるのは入力した時の文字で表示されます。
例えば、「一二三」の読み方が
正しくは「ひふみ」の場合、
入力者が分からずに「いちにさん」
と入力した場合は、
先ほどの式では「ヒフミ」にはならず、
「イチニサン」となってしまいます。
関数で読み仮名を自動作成する場合には
入力するときも間違えなく入力することが
必要となります。
ちなみに・・・
住所入力でも同じことが言えます。
特に、郵便番号で入力してから変換した住所は
入力作業が簡単なため、
利用する人も多いかと思いますが、
カナに変換する場合には
郵便番号の半角数字になってしまいます。
この問題さえクリアできれば
とても便利な関数です。