私が社会人として初めて就職した会社では
事務を専門にやっている事務所だったので
「紙はお客様に納品するもの」
なので折らない、曲げない、汚さない
というように教わりました。
会社の一日は、職場の掃除から始まるのですが、
雑巾は濡れたものと、乾いたものの2枚を持って
濡れた雑巾で机を拭いた後に
乾いた雑巾で水分を拭きとる
といった掃除をしました。
拭いたばかりの机に紙を置くと
シワになるからだということでした。
今はそこまで徹底して掃除をする職場があるのか
どうか分かりませんが、
当時はあまり理解せず、
大人はなんて面倒くさいことをするんだろう?
と思いながら掃除をしていました。
だけど、社会人一年目ってそんなもんですよね・・
「最近の人は考えていることが分からない」
なんて言葉を聞くことがありますが、
当時の自分たちもそう思われていたのだと思います。
ここまで読んでいただいて
結局何が言いたいのか?
・・・というと、
事務の仕事は周囲への気配りが大切
だということです。
紙は事務仕事をしている人にとっては
その会社(部署)の「商品・製品・成果物」の
代名詞のようなものです。
納品(提出)されるまではお客様(提出先の人)のものとして
紙は神様のように大切に扱おう。
そういった考え方ができると
紙以外にも、相手の立場になって考える事ができるようになります。
それって仲間やお客様、関係する人への気配りが
出来るようになるという事と同じなんです。
社会に出てからは、どこかで必ず人に支えられているものです。
自分一人で成長しているわけでもなく、
自分の能力だけで仕事が出来るわけではないのです。
仮に自分の能力だけで仕事ができたとしても
限界がありますからね。
慣れない時や、忙しい時は
ついつい自分の事だけに目が向きがちですが、
周囲に気を配った仕事ができるようになるといいですね。
というようなことを言いたいのです。
説明が上手ではないので
理解していただけるか心配ですが・・・
事務の仕事に携わる人には
紙は神様だと思って
誰も見ていないから手を抜こうなどと
思った時も神様(紙様)が見ている。
と思って手を抜かずに仕事をする姿勢が大事だと思います。
ちょうど新入社員が入ってくる
時期が近づいてきました。
これから事務の仕事を始める人や、
新しく入った人を教える先輩に
「初心忘るべからず」ということで
私から伝えたい初心でした。