オンラインの受発注システムを使っている企業では
2024年にNTTがISDNサービス「INSネット」の
提供を廃止することが決まっています。
これによって、ISDNやEB(エレクトロニックバンキング)といった
従来のメタルの電話回線を使用したデータの送受信サービスが
使用できなくなります。
背景は?
NTTでは従来の、固定電話の電話番号を利用したネットワークは、
従来の交換機では対応ができなくなるため、
固定電話網をIP化することで
従来の交換機に依存しないネットワークを構築しようという流れです。
そのため、ISDNなどのサービスを利用している企業では
電話番号を使ったデータの送受信サービスから
Web EDIや、流通BMSといった新しいオンラインシステムへの
移行が迫られているのです。
社内の関係部署にも周知を
最近のNTTの請求書にもINSサービスが終了します。
という案内が入っていました。
総務などでは関係ないと思っても、
オンラインでの受発注システムなどを利用している会社では
システム担当者や、営業担当者にも伝えてあげると親切かも知れません。
移行には時間がかかる!喫緊の課題
客先企業からのデータを受け取るのにISDNを利用している場合は
客先の仕様変更に合わせて変更すれば良いので、
特段、準備が必要という訳ではありません。
しかし、自社でISDNによるデータ管理を行っている場合には
以降の準備を進める必要があります。
2024年なので、まだ先だと考えがちですが、
この記事を作成してる2019年2月から数えると、
あと、5年を切っています。
新しい仕組みの構築などの検討、作成、予算取り
取引先への十分な説明、
余裕を持った移行期間の設定
などを考えると、まだ動いていない企業は喫緊の課題となりそうです。