『ものづくり補助金』は中小企業庁が管轄する事業で、
正式名称を『ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金』といいます。
短縮して『もの補助』とも呼ばれています。
この『ものづくり補助金』は審査がありますが
審査を通過することができれば
資金面での負担が少なく設備が導入できるため
とてもお得です。
本記事作成日現在、平成30年の補正予算での補助金の受付中です。
補助金の金額はいくら?
購入したい設備の1/2から2/3の補助が受けられます。
補助金として受け取れる金額としては
100万円~1,000万円となります。
申請方法は?
コストをかけずに申し込むなら
まずはお近くの商工会議所に相談すると良いと思います。
この補助金については作成は自社で行っても、
申請前に 「認定支援機関」のお墨付きがないと申請できないようになっています。
「認定支援機関」には 金融機関や、会計事務所などがなっている
ケースもありますが、成功報酬型の金銭の支払いが発生する可能性があります。
申請すれば補助金が受給できるの?
この補助金は審査があります。
競争率は2倍とも言われていますので、
出せば通る制度ではない。ということをご理解下さい。
申請書類は15~20頁程度のレポートの作成が必要です。
内容は事業概況から事業の優位性や革新性などを盛り込んだ
審査員に説明・PRする文章です。
この文書作成が一番の山かも知れません。
あと補助金の審査にあたり、加点項目があります。
加点とはいっても、競争率が高いのでほぼ必須のようです。
事前準備が必要なので優先順位的には高いものになります。
以下に、一部を抜粋します。
- 平成30年12月21日以降に申請した先端設備等導入計画の認定取得
- 経営革新計画の承認取得
- 総賃金の1%賃上げ等
そちらの準備も必要となります。
詳しくは全国中小企業団体中央会のページの公募要領(参考版)の63ページをご覧ください。
公募説明会が各地で開催されています
公募に先立って制度の概要から、
申請書の作成方法、補助金支給までの流れといった一連の説明会が
各地で開催されています。
すでに平成31年度(2019年度)の説明会は
2月~3月頃に行われるところが多いようです。
すでに始まっていますので、気になる方は
近くの説明会の会場を検索してみてください。
参考図書
認定機関も参考になるという補助金に関連した書籍があります。
ノウハウが端的に分かりやすく書かれています。
書類作成のガイドブックとして1冊あると良いかもしれません。
私のおススメは以下の本です。