新型コロナウィルスの感染拡大もあり、
社外で従来受けていたセミナーが軒並み中止・・・
オンラインセミナーもあるけど、
環境が整っていない・・・
今年の新入社員は社内教育で育てるしかなさそうだ・・・
2020年4月に入社した新入社員は
例年通りのレベルの研修が受けられず、
教育担当の総務部門の担当者も
新入社員教育のリスケジュールに頭を悩ませている
状況ではないでしょうか?
そんな時こそ社内教育で育てることをお勧めします。
基本的なビジネスマナーは社内で教える
挨拶の仕方、名刺交換の仕方、メールの操作方法など、
基本的なマナーについては前年の資料などから集めたり、
以下のような一般的なビジネスマナーの本を見ると
教育に必要なポイントが分かります。
あとは、そのポイントをかみ砕きながら説明することで
社内でも教育が出来るようになります。
読むだけなど一方的通行な研修はNG
最初は緊張して聞き入ってくれる新入社員たちですが、
人数が多くなると、研修する人の目が行き届かなくなり、
遠くに座る人から徐々に集中力が欠けてきます。
そんな時にはワークショップや、
最後に理解度の確認で質問をするなど、
聞く側に一定の緊張感を持たせることで
研修内容も頭に入るようになります。
自分で考えたり、発言したり、
メモをとったり、などなど・・・
アウトプットすることで研修の理解度が増します。
会社ならではの知識・業務の教育
これは社内の各部署から専門知識を持った人が
実際に説明するのが一番良いと思います。
この説明をするときは中堅社員が選ばれることが多いかと思いますが
あえて、昨年度入社の1年先輩の人を抜擢すると
人前で話す練習にもなり、
説明するために勉強をすることになるため、
説明する人のスキルアップにもつながります。
しかし、この入社1年目の先輩社員が話す効果は
聞く側の新入社員としては、
一番親近感の湧きやすい人からの体験談などが
直接聞けるため、内容がイマイチだったとしても
質問を2、3し始めると、新入社員は興味津々で
さらに質問が続くといった雰囲気になり始めます。
これ、本当におススメです。
大切なのはコミュニケーション力
基本的なビジネスマナーについては
ある程度のカリキュラムが組めれば誰でも説明できますが、
社会人として大切なのは、コミュニケーション力です。
社内で研修するからこそ、
現場に連れて行って名刺交換の練習をしたり、
職場内での質問の仕方、
電話対応の仕方など、
実際に業務を行っている方と一緒に練習したりすると
コミュニケーション力が上がって良いと思います。
この時、メモをとりながら説明を聞くと
メモの練習にもなり、とても良いです。
教える側の社員も、一言でも会話することで
新入社員と親近感がわくので、一緒に若手を育てる協力者になります。
あとお互い、廊下ですれ違った時など、
「知らない人」ではなくなるので、あいさつもしやすくなり、
早く会社に馴染めるというのも良い効果です。
緊張の合間に、冗談をよく言う先輩社員のところに連れて行ったりして
緩急を使い分けるのも良いですね。