経理の仕事には波があります。
毎月伝票が集中する時期や、
決算の時期は繁忙期となり、
期限もあるため、残業も必要になるときがあります。
しかし、一年を通じて月の中旬や、決算業務が終了した後など、
手が空く時期があるものです。
そんな時に何をしようか?
手が空くこの時期だからこそやりたいことをまとめてみました。
勘定科目一覧表の作成
仕訳をするときに、科目を悩むときはありませんか?
熟練した社員ならないかも知れませんが、
入社したての経験の少ない人が仕訳をするとしたら
どうでしょうか?
そんな場面をイメージしてみると
業界独特の科目があったり、
雑費なのか、消耗品なのか?悩むものなんかありませんか?
そんな時に便利なのが勘定科目一覧表です。
書き方はこんな感じです。
支払手数料:事務委託・業務委託手数料、銀行の振込手数料など
(例)○○社の紹介料、市役所の手数料
といった感じで、各科目ごとの仕訳ルールや、
仕訳の例を記載します。
その会社の経理のノウハウが集約されたものになるので
仕訳ルールが属人化することも防止出来て
共有が図れるのでおススメです。
金融機関や支払いに出かける
普段は使わない銀行口座の記帳や、
振込手続きが金融機関の窓口でしかできないもの、
小口現金、切手、印紙などの補充など
金融機関に行って購入する必要があれば外出してきましょう。
出掛けると結構時間がかかるものです。
わりと気分転換にもなるので良いですよ。
次に来るイベントの準備
年末調整や、決算、棚卸といった
イベントが近くにあれば、その準備をしましょう。
あと、そういったイベントの準備などを書き込んだ
業務の年間スケジュール表を作成するのも良いと思います。
それでも手が空いていたら
総務などの近い間接部門の仕事を手伝ってはどうでしょうか?
大きな会社の場合、経理と総務の仕事は分かれていますが
中小企業の場合、手が空いていればお互い助け合うというのが理想です。
いつも総務は手伝ってくれないから・・・
と言わずに、こちらから「何か手伝うことはありますか?」
と聞いてみましょう。
お互い助け合うことで仕事が円滑に進みます。
古い伝票の整理
半日、一日といったまとまった時間が空く場合、
思い切って過去の書類の整理をしましょう。
帳簿書類の保存期間は国税庁にも案内がありますので
こちらをご覧ください。
古い書類の処分も大切ですが、
一年前などの比較的最近のものも年月毎に整理して
別の場所に移動するなどして、直近の書類は近くに、
古い書類は倉庫に保管するといった整理をしましょう。