コロナ禍で、景気があまり話題になりませんが
老後資金の備えは大丈夫でしょうか?
一時、老後は2000万円の資金が必要と話題になりましたが、
もちろん、その程度のお金があるに越したことはありません。
昭和の時代のように、
銀行に貯金していれば増えるという神話は崩壊しています。
今、資産形成をするなら私がお勧めするのは
個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)と
つみたてNISAです。
iDeCo(イデコ)とつみたてNISAの比較
iDeCo | NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|---|
利用できる方 | 日本に住む20~60歳の方 | 日本に住む20歳以上の方 | 日本に住む20歳以上の方 |
年間の投資上限額 | 14万4000円~81万6000円 (職業や年金の種類により異なる) | 120万円 | 40万円 |
運用商品 | 定期預金、投資信託、保険 | 株、投資信託、ETF、REITなど | 一部の投資信託とETF |
運用期間 | 加入から60歳になるまで(10年延長可能) | 5年 | 20年 |
途中引き出し | 60歳になるまで原則不可 | 可能 | 可能 |
口座開設手数料 | 2,829円(税込) | 無料 | 無料 |
口座管理手数料 | 無料~有料 | 無料 | 無料 |
購入時税制優遇 | 月々の掛け金が所得控除となる | なし | なし |
運用益の税制優遇 | 非課税 | 非課税 | 非課税 |
売却時の税制優遇 | 元本含め原則課税(退職所得控除や公的年金等控除の適用有) | 非課税 | 非課税 |
個人型確定拠出年金「iDeCo」(イデコ)とは
現在給料から天引きされて支払っている年金ですが、
このままでは将来受け取る年金額が少なく、
今まで通りの生活ができない可能性があります。
iDeCoは、その不足分を補うため、個人で加入する年金制度という感じです。
月々の掛け金は、個人で選択した運用方法で投資していきます。
なので、運用方法によっては大きく増えたり、
あまり増えない、減ってしまうなんてリスクもあります。
ただ、何年も継続して運用を続けていくと
投資によって出た運用益を再投資して行くので
減ってしまうリスクは減ります。
この投資先を決めるのが結構重要なんです。
一つ運用方法に絞らず、
分散投資でリスクを減らしてバランス良く運用するのがお勧めです。
運用次第では老後の資金が大きく増えて生活が楽になることだってあります。
なんだか難しそう・・・
と、私も最初は思っていましたが、
投資のバランスや、
この商品がお勧めといったことが具体的に紹介されている本に出会い
とても参考になりました。
資産運用には慣れていない日本人ですが、
おススメの資産運用は以下の本に記載されています。
私も上記の本を読み、
iDeCoを楽天証券で始めました。
地方銀行などでもiDeCoを取り扱っていますが、
金融機関によって資産運用できる商品が異なるので
加入前には上記の本など、ある程度知識を付けてから加入することをお勧めします。
ちなみに私のおすすめは
「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」を取り扱っている
楽天証券です。
ただし、1つの商品に絞るのではなく、
上記のような全世界型をメインに投資して
日本、先進国、新興国といった
インデックスファンドにも分散投資するのをお勧めします。
iDeCoのメリットは運用益・売却益に税金がかからず
掛け金は年末調整や確定申告で控除されるというメリットがあります。
ただし、デメリットとしては、iDeCoでは60歳になるまで
積み立てた資金が使えない制度となっておりますのでご注意ください。
途中で、積み立てをストップしたり金額の増減をすることは可能です。
毎月3000円とか、少ない金額から始めてみると良いでしょう。
積み立てもしたいし、運用益の非課税の恩恵も受けたい!
だけど、子供が進学した時などのイベント時には
一度解約して資金として使いたい!
という方にお勧めなのがつみたてNISAです。
つみたてNISA(少額投資非課税制度)
つみたてNISAと、iDeCoの大きな違いは
途中で資金を引き出せるかどうかです。
お子さんがいるご家庭では
進学、結婚、などの資金として貯金しておく
子どもの学資保険的な感じで積み立てをすることができます。
車の購入が必要になったり、
家族の介護用に自宅をリフォームする資金が必要になったりと、
万が一の時にも解約して資金化できるのがメリットです。
複利で運用すれば通常の貯金よりも
効率は良いはずです。
税制面ではiDeCoと比べてメリットが少ないのですが、
途中で資金化できる安心感ということで
こちらもiDeCoとセットで運用することをお勧めします。