万年筆でしか使えなかったブルーブラックのインク色が
ボールペンで使えるようになって
空前のブラックブルーブームが到来しています。
ブルーブラックの色が好きすぎて
今までは万年筆を買って使っていました。
ただ、日常使いのペンとしては万年筆より
ボールペンの方が優れています。
そこでバリエーション豊かになった
ブルーブラック色のボールペンを大人買いしてみましたので
レビューします。
今回比較したブルーブラックのインク色のペンは12種類
1.ぺんてる ENERGEL infree(エナージェル インフリー) ブルーブラック
2.ぺんてる ENERGEL(エナージェル) ブラックカラーズ インディゴブラック
3.ゼブラ SARASA CLIP(サラサ クリップ)ブルーブラック
4.ゼブラ SARASA CLIP(サラサ クリップ)ダークブルー
5.サクラ Ballsign iDplus(ボールサイン アイディープラス)ナイトブラック
6.パイロット FRIXION BALL(フリクションボール)ブルーブラック
7.パイロット Juice(ジュース)ブルーブラック
8.パイロット Juice up(ジュースアップ)ブルーブラック
9.三菱 uni-ball One(ユニボール ワン)ネイビーブルー
10.三菱 uni STAYLE FIT(ユニ スタイルフィット)ブルーブラック
11.三菱 uni-ball Signo(ユニボール シグノ)ブルーブラック
12.プラチナ 万年筆PLAISIR(プレジール)ブルーブラック
以上、12種類を実際に書き比べて検証してみました。
字が汚いのはご容赦ください・・・
最後にあるプラチナのプレジールは、
万年筆のようなブルーブラックの味わいを求める方の
参考になればと思い、
万年筆のブルーブラック色のインクとの比較をするために
リストに入れてあります。
12種類のブルーブラック色ボールペンについて個別にレビュー
1.ぺんてる ENERGEL infree(エナージェル インフリー) ブルーブラック
クリアなペン軸と、銀色のパーツで構成されているため
とても爽やかな印象の一本です。
テレビ番組「マツコの知らない世界」でも紹介されて一躍有名になりました。
特徴としては、もったいないと感じるほど、インクの出がとても良いです。
試し書きの下線部の最後を見ていただくと、
インクのにじみが分かると思います。
という事は、インクの減りも速いということです。
節約派の方は気になるかも知れませんが、
ペンを一本使い切る達成感を味わうために
ENERGEL infree(エナージェル インフリー)を選択するというのもありです。
2.ぺんてる ENERGEL(エナージェル) ブラックカラーズ インディゴブラック
ENERGEL(エナージェル)シリーズの中でも
限定バージョンとして発売されたブラックカラーズの中の1本です。
色はどちらかというと黒寄りのブルーブラックといった感じです。
ボディの色も黒一色でシンプルなデザインが好きな方におススメです。
ペン軸はくびれが少なく若干太め、
クリップが金属製なのが丈夫で良いですね。
作りはしっかりしていて、ペン先もガタガタブレないのが良いところですね。
インクはたっぷり出る感じ。
インクの出の良さは、上記試しのサンプルの
下線部分の右端を見ていただくと分かると思います。
限定となっているのが残念・・・
3.ゼブラ SARASA CLIP(サラサ クリップ)ブルーブラック
サラサCLIP(クリップ)シリーズで一般的なボールペンの代表格です。
個人的に理想的なブルーブラックの色、インクの出も良く、
クリップの可動部も金属製。
普段使いのボールペンとして文句なしの一本です。
ペン先が0.5mmにしては若干太めなのが気になりますが
インクの粒子が小さいためか、
漢字を書いたときに払いの線が綺麗に出るのがサラサの特徴だと思います。
4.ゼブラ SARASA CLIP(サラサ クリップ)ダークブルー
3番のサラサと同じシリーズですが
金色のSARASA CLIPが輝くデザインがワンランク上の一本となっています。
色はダークブルーという名ですが、
3のサラサより若干黒色が薄く青色に寄ったブルーブラックといった感じ。
若干の差ですが・・・
インクの出も良くインクの乾きも比較的良いです。
5.サクラ Ballsign iDplus(ボールサイン アイディープラス)ナイトブラック
「文具屋さん対象2022」で大賞を受賞したペンです。
ペン軸は六角形と丸を組み合わせた形となっており、
ラバー製の軸は少し太めの感じはありますが、
手にしっくりくる感じが良いです。
インクの色は黒に近いブルーブラックなので
ブルーブラックと言われなければ気づきにくい感じのブルーブラックです。
クリップも金属製なので丈夫。
ペン先もブレずに、サラサラ書けるので
ワンランク上の書き心地を味わうことができます。
インクの出も程よく出てくる感じで
インク玉も出来にくく、にじみも少ない点は◎です。
6.パイロット FRIXION BALL(フリクションボール)ブルーブラック
消せるボールペンで有名なフリクションです。
ブルーブラックの色は薄めの印象です。
インクの出は必要な分だけ出るといった感じです。
なので、ツルツルした紙に少し強めに書くと
ペン先のボールが当たった部分がインクが出ずに
線の中央が白く抜ける(かすれる)場合があります。
ペン先を出す時のノックの仕方ですが
プラスチック製のクリップを下にスライドする方式です。
普通のペンのノック部分は消すためのラバーとなっております。
ただ、ブルーブラック色で消せるボールペンはこれだけ!
貴重な一本です。
7.パイロット Juice(ジュース)ブルーブラック
Juice(ジュース)という名前の通りインクの出が良いです。
筆圧が強いとあと、他のブルーブラックより青の発色が鮮やかな感じです。
発色は明るくて私好みですが、
Juiceシリーズはインクの乾きが遅いのが残念。。。
あと艶のある紙に書く時にかすれるのも残念なポイント。
8.パイロット Juice up(ジュースアップ)ブルーブラック
Juice(ジュース)シリーズのワンランク上のボールペン。
ペン先のブレもほとんどないです。
7のJuice(ジュース)より色が若干黒よりの
濃い感じのブルーブラックです。
ブラックのペン軸とグリップ部分が紫っぽくなっているのが
良いデザインだと思います。
ペン先の細さは同じ0.5mmの中でも細く感じました。
9.三菱 uni-ball One(ユニボール ワン)ネイビーブルー
ひときわ鮮やかな青でブルーブラックより
明るいブルーブラックといった感じの色です。
インクの乾きは割と良く、サラサより僅差でナンバーワンといった感じです。
書き心地は良好。
ペン軸が唯一ホワイトなので若干安っぽさを感じるところもありますが
クリップが金属製で、私用後の廃棄する時の取り外しがしやすい設計が
ボールペンの中でもエコに配慮されている面は個人的に素晴らしいと思います。
10.三菱 uni STAYLE FIT(ユニ スタイルフィット)ブルーブラック
好きな色が選べて1色、3色、5色といったホルダーも選べる
自分でカスタイマイズの楽しめるのがSTYLE FIT(スタイルフィット)の良さです。
インクがたっぷり出る感じも無いのですが、インクの乾きはイマイチ。
色は標準的なブルーブラックです。
インク玉が出来たりするので、他のペンより若干粘度が高い感じを受けます。
11.三菱 uni-ball Signo(ユニボール シグノ)ブルーブラック
今回比較した中でノック式ではないブルーブラックのボールペンです。
インク色は標準的なブルーブラック。
線の太さは標準的な0.5mmより若干細い感じです。
インクも浸透性の高いインクで、たっぷり出る感じなので直線を書いた際、
インクのにじみがあります。
ただ、インクの粒子が細かいのか、
詳しいことは分かりませんが、線の美しさはナンバーワンだと感じます。
ただ、キャップ式というのが普段使いには不便さを感じますが
価格は一番リーズナブルなのが魅力です。
12.プラチナ 万年筆PLAISIR(プレジール)ブルーブラック
今回、ブルーブラックのボールペンを比較したのですが
万年筆のブルーブラックの比較はどうか?
ということで最後に比較対象として掲載させていただきました。
やはり万年筆のインクは線の濃淡があり、
ゆっくりなペン運びだと濃く、
速いペン運びだと薄くなるので
書いた線で、文字の味わい、表情というのが感じられるのが万年筆の良さですね。
ブルーブラックの色も
今回比較したブルーブラック色のボールペンは黒よりの色が多かったのですが
万年筆のブルーブラックの色は、青に近い色でした。
最後に
まだまだボールペンのブルーブラックでは
文字の味わい、表情と言った点で万年筆に一歩及ばないというのが実感ですが、
携帯性、実用性、利便性といった面では
ボールペンの方に軍配が上がります。
これからのボールペンの進化に期待です!