事務の知識

火事見舞いの封筒とお札の向きについて

「火事見舞い」はあまり渡す機会がないので

取引先で火事があった場合に、

「火事見舞い用意して」と、突然言われても

封筒は何を使えば良いのか?

お札の向きは?

といったことが分からず困ってしまいますよね。

 

私の少ない事務経験でも火事見舞いは

1回だけでしたが用意したことがありますので

もしよろしければ参考にしてください。

 

火事見舞いの封筒

火事見舞いの封筒の色は白色で無地のものを使用します。

水引や、熨斗(のし)が無いもの、

もちろん郵便番号の枠が無いものを選んでください。

 

市販の見舞金の封筒には赤線が入ったものがあります。

パッケージには「災害用見舞金」などと表記はありますが

火事の場合、「火」を連想させる赤を使うことはNGとされています。

 

なので白で無地の封筒を用意することになります。

イメージとしては以下のような封筒です。

 

火事見舞いの表書きはどうする?

火災御見舞(出火御見舞)

自分の家が出火元だった時にに使います。

 

近火御見舞

近所で火事になり、延焼などの直接的な被害がなかったものの

煙などで多少の迷惑を受けたときに使います。

 

あまり渡す機会の無い火災見舞いなので、上記のような「御見舞」の表記された封筒を使用するのが無難です。

「御見舞」の下には会社名、代表者名を縦に記入します。

これは通常の香典やご祝儀と同様です。

 

火事見舞いのお札の向きは

火事見舞いの封筒に入れるお札の向きは

お札の肖像画の面が表を向くようにします。

顔は上になるように入れます。

お札の向きが慶事の時と同じですが、

「早く元気になってください」という前向きな願いから

この入れ方が正しいそうです。

お札の向き

中に入れるお札はきれいなものではなく少し使用感のあるものが良いです。

香典と同様で、きれいなお札を用意して来たという印象を持たれないよう

今あるお札を急いで用意してきましたといった感じが

相手に伝わるようにという、

日本人ならではの昔からのやり方です。

 

新しいお札しかない場合は一度折り目を付けたものを

入れるようにしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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