採用・求人

求人票の数字の見方

求人票

新卒で、企業の求人票を初めて見るという方も多いかと思います。

これから就職を目指す学生の方の参考になればと思い、

採用側の担当者として、そして今までの転職経験も踏まえつつ、

求人票に出てくる指標(数字)の見方を説明します。

 

指標(数字)の味方

年間休日

年間休日は多ければ多いほど良いと思いますが

企業規模や業種によっても異なります。

平均的な休日数は120日。

中小企業の平均値115日、大企業は平均値125日といった感じです。

イメージは以下のような感じです。

入社前の勉強や努力が大人になって年間休日に反映されて来る感じになります。

 

昇給

昇給は基本給が年々上がっていく増える金額の率が表示されてます

20万円の基本給で5%の昇給率ならば、

入社一年後の昇給では基本給が21万円に増えるということになります。

 

昇給率については最近の物価高や、

若手の採用強化などの影響もあり数値も5%程度と高くなっています。

 

もちろん業績が振るわず昇給無しという会社もありますが、

3%以上の昇給は欲しいところです。

 

賞与

賞与は一般的に言うボーナスです。

一カ月の基本給に対して夏に2カ月分、冬に2か月分で年4カ月分という会社が一般的です。

中には業績が良いと支給される決算賞与1カ月というところもあります。

賞与は業績が悪いと減額、支給されませんので

前年の賞与実績が会社の業績に連動していると思って

会社の状況を判断する材料にもなります。

 

平均年齢

平均年齢は50歳以上と、高いほど高齢化が進んだ会社で、

若いほど同年代が多い環境になります。

個人的には40歳くらいが理想的ですが

若いから良い、ということも一概に言えませんので

高齢すぎると一気に会社の主要メンバーがいなくなってしまうリスクが高いため、

その対策はしているか?

そのあたりが確認できると安心できそうです。

 

平均年齢は若いほど良いというものでもないので

その会社で働いている人がどんな人で

社風は自分に合っているか?

そのあたりを重視した方が良いです。

 

従業員数

従業員数が多いと安定した大企業というのは、イメージ通りかと思います。

30人未満の会社は家族的な感じ、

60人くらいまでは、ある程度組織は分かれていても

3年程働くと全員の顔と名前が分かる感じになります。

会社全員で和気あいあいと働いている感じです。

(個人的にはこの程度の規模感の雰囲気が好きです)

 

60人から150人になってくると

関係のある人は知っているけれど、

関わりのない他部署の人は知らない感じ。

職場単位でのコミュニケーションが中心になります。

 

それ以上の規模の会社は経験がないのでわかりませんが

人数の多い大企業では、

教育体制や、仕事の休みやすさなどがきちんとある、

もし、人間関係で悩んだときは部署移動も可能なところもあるため

人間関係で悩んでも比較的逃げ道があるといったところが良いところです。

 

しかし、大企業ほど出世で目をぎらつかせている人も多く、

他人を蹴落として自分がのし上がる、

上司に媚(こび)を売ってほかの人より少しでも

気に入られようという文化があり、

働きにくさを感じて退職する人もいます。

 

では、人数の少ない会社ならば良いかというと

それも難しく、

異動などで職場を変えることが難しいため

一度配属されると退職するまで同じ職場、嫌な同僚、上司とも

長い付き合いになる(逃げられなくなる)というのが現状です。

おそらく仕事だと割り切って、その時間は我慢しているという人も

多いかと思います。

 

しかし、とても仲の良い人に恵まれたり、

自分のやり方を強く押し通せる人などは、快適に働けそうです。

 

ただ、給与水準も低いため、

上昇志向が大企業に比べると少ない傾向にあるため、

今までのやり方を変えてまで良くしていこうという雰囲気より

いつもと変わらず慣れた仕事を続けていこうと考える人が多い傾向にあります。

 

人数は家族的か、全体でわきあいあいか、

それぞれの職場の人間関係で仕事をするかという程度に見ておけば良いかと思います。

ネットの口コミを見る際、

人数の少ない会社の口コミは全てが参考になりますが、

人数の多い会社は職場ごとの口コミが重要だという見方もできますね。

 

退職金の有無

退職金は企業で積み立てて退職時には家が一軒買えるくらい貰える

という時代もありましたが、今では個人で積み立てて運用する時代になってきました。

 

会社に退職金制度があればよいのですが

中小企業の場合、

中小企業退職金共済事業本部が運用する、

通称「中退共」などの外部制度を利用しているところもあります。

これについては会社が掛け金をいくらにしているか?

によって受け取れる金額が異なりますので

あまり期待はしない方が良いです。

 

経験上、平社員は毎月数千円を積み立て、

役職が付くと掛け金が増える仕組みを導入しているところが多そうです。

転職などが当たり前になりそうな未来を想像すると

自分で個人年金をしっかり運用して積み立てていくのが良いと思います。

 

まとめ

たいていの用語説明はネットでも見ることができますが

複数のサイトで確認することをお勧めします。

 

作成者の偏った認識や、、古いデータなどで

正しい情報ではない場合もありますのでご注意を。

 

そういう当サイトの情報も

偏りがあると思いますので、他のサイトと比べたりしながら

情報収集をすることをお勧めします。

 

当サイトに補足情報や、こういったところが偏っているという

コメントを残して頂くと、次に見た方も参考なるかと思いますのでお願いします。




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